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F151-23 SELVEDGE XX 5P

F151-23 SELVEDGE XX 5P

F151-23 SELVEDGE XX 5Pのご紹介です。

まずF151-23 SELVEDGE XX 5Pとは

FOB FACTORYを代表する究極のXXデニムを使ったジーンズになります。

 

 

 

使用しているデニムは14.75ozのオリジナルセルビッチデニム、

原綿はアメリカ原産のスーピマコットンを使用しています。

 

スーピマコットンとは

名前の由来になるピマという名前がつけられたのは1910年になります。

世界で最高品質のコットンを開発するための米国農務省のプログラムの一環で栽培され、

この綿花を栽培していたアメリカ先住民のピマ族に敬意を表して命名されました。

そこから年月をかけてエジプト綿とアメリカ綿との交配で作られたものがスーピマコットンになります。

 

世界三大綿の1つであるスーピマコットンは平均1.5インチ(約38mm)の長い繊維を持つ綿になり、

この繊維長平均1.5インチ(約38mm)を満たしたものだけがスーピマコットンとして認められます。

これは他の種のコットンの繊維の2倍の長さになります。

またスーピマコットンはアメリカの一部の地域で生産したものしか認められていません。

またスーピマコットンは優れた強度、柔らかさ、高い保色性を特徴としています。

特に強度は超長綿繊維であるゆえに、短繊維の糸よりも数倍強度もあり頑丈です。

またスーピマコットンで作り上げた14.75ozのオリジナルセルビッチデニムは、

厚みがあるにも関わらず、独特なしなやかさとやわらかさがあります。

 

次はF151-23 SELVEDGE XX 5Pの色落ちになります。

こちらは5年穿いたエイジングサンプルになります。

特徴はヒゲ、ハチノス、アタリが綺麗にはっきりと出ているところです。

旧式力織機にてタテ64本、横48本と極限まで糸の打ち込み本数を増やして織っている為、

誰が穿いても色落ちがはっきりと出ます。

 

 

 

特に膝裏のハチノスはこのエイジングサンプルは綺麗に出ています。

濃淡も鮮明に出ているので良いデニムの証明です。

 

 

腰周りも全体的に色が抜け、また縫製糸も退色していきます。

ヴィンテージでもここまでかっこよく色落ちしないですが、

長年培われた技術や拘りを詰め込めばヴィンテージを超えるようなジーンズが作り上げることができます。

 

凹凸感からタテ落ちも綺麗に出ています。

点での色落ちが集まってヒゲになっているので迫力のある色落ちになります。

 

 

デニムの糸に強度がある為色落ちしても切れずに維持してくれます。

またムラ感があるにも関わらず、超長綿のスーピマを使用しているので

デニムの綾目も綺麗に出ています。

 

膝の分は少し破れも出ていますが、

やはり強度が高いせいか、生地の緩みもなく綺麗に色落ちしています。

 

アウトシーム部分です。

セルヴィッチの幅ではっきりとしたラインの色落ちが出ています。

 

ベルトループ部分です。

不自然な厚盛りのベルトループではなく、フラットなベルトループですが中心部分だけ色落ちし、

縫製糸も綺麗に残っています。

 

ウエストの帯裏のチェーン部分も色だけ退色していますが、切れずに綺麗に残っています。

ここまで綺麗に残っている理由は、各縫製仕様ごとにその個所にあった番手(太さ)に

5種類の番手と3色のカラーで使い分けているからになります。

もちろんすべて縫製糸は綿糸を使用しています。

綿糸を使用することにより、生地と同じように退色していきます。

 

バックの色落ちになります。

フロントと同じように縫製糸も退色しています。

またバックポケットのステッチは解けて、そのステッチの形で色落ちが出てきています。

 

流石にバックポケットのステッチは、モノをポケットに入れたりするので切れてきます。

ただ破れ等は無く、全体的に色落ちしてきます。

 

膝裏のハチノスです。

このデニムは一度シワが付くと取れにくい為、ハチノスもここまで綺麗にはっきりと出てきます。

 

裾の部分ですが、裾上げはもちろんユニオンスペシャルで仕上げています。

裾のうねりもはっきりと出ています。

裾の縫製糸も綿糸の為、

色落ちと共に切れていき風合いが増していきます。

こちらはバックのセンターベルトループです。

オンセット仕様のベルトループになり、またバンザイ仕様になります。

部分的に切れたりしながらこちらも経年変化していきます。

 

 

 

銅製隠しリベットも経年変化していき、独特な風合いになります。

 

こちらはフロントになるぶち抜きタイプのリベット裏になります。

FOBの刻印が時間とともにヴィンテージのように変化していきます。

 

最後にディアスキンパッチです。

時間と共にあめ色に変わっていきます。

 

 

 

また描かれている橋は瀬戸大橋やゴールデンゲートブリッジではなく、

私たち作り手とお客様の架け橋になるようにとの意味が込められています。

 

世の中にはジーンズは数多くあり、何が良いかわからなくなりがちですが

このF151-23は生地から作りこみ、FOBFACTORYが追い求めるBESTを追求した1本になります。