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F.O.B FACTORY G3 DENIM
私達がオリジナルで製作するデニムシリーズの中に、G3デニムシリーズがあります。
このG3という名は織機の名称です。この織機は大変古い物で、日本の織機の中でも最初期に製造されたものです。
現存し可動する物は、世界でも日本で数台しかありません。またこの古い織機を調節し稼働させることの出来る職人も
限られます。現代の織機は殆どがコンピューター制御により、風圧や水圧を使って高速で緯糸を運ぶため、非常に生産効率が高い
物が使われます。
F.O.B FACTORYがなぜこのG3織機に拘りこの織機で織ったデニムを製作するのか?
それは単純に古い織機でビンテージだからではありません。この織機で織ったデニムは類を見ない凹凸感ある表情に仕上がります。
この凹凸感ある表情はこの大変古いG3織機でしか織ることが出来ません。
現在のコンピューター制御の織機はある意味キレイで、ツルツルのフラットな生地は製作できます。勿論、一日に何千メートルも織る事が可能です。
私達は、調整も難しく、天候や湿度による変化にも対応しなければならない、また一日に20m程しか織れませんが、この古い織機の作り出す凹凸感あるデニムに惚れ込み製作しています。
また私達以外のメーカーでもG3織機を使っているメーカーもございます。
F.O.B FACTORYのデニムとの違いは、生地に使用されるコットンの原産地にあります。
私達が原綿に選んでいるのは、アメリカ、ミシシッピ川沿岸で栽培されたスーピマコットンを使用しています。
高級綿としても名高いこの綿は、繊維長が長い事で、糸をつぐむ際のつなぎ目が少なくなる為、しなやかで強度もある糸になります。
一番の違いは履き心地になります。当然14ozとデニムの中でも大変肉厚な生地ですので、最初はゴワゴワします。
但し、体に馴染みやすく、大変着心地が良い物に仕上がります。私達はジーンズがアメリカで生まれた物との源流をたどり、原綿には
アメリカ産のコットンを使用しています。
F.O.B FACTORYではこの生地を使用したアイテムが4アイテムございます。先述の通り、生地の生産が大変時間もかかり、入荷しても
直ぐに売れてしまう為、生産に追われているのが現状です。
海外の人々にも人気で、アジアは勿論、ヨーロッパや北米にも輸出しています。
上段から
F147 G3 SELVEDGE DENIM 5P
F2400 G3 SELVEDGE DENIM 1st JK
F2378 G3 SELVEDGE DENIM 2nd JK
F2384 G3 SELVEDGE DENIM Pullover JK