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F3428 BAND COLLAR SHIRT

今回はF3428 BAND COLLAR SHIRTのご紹介です。

 

このシャツの最大の特徴は

インディゴのかせ染めを施した

6.5オンスのオリジナルシャンブレー生地です。

 

まずかせ染めとは、

糸の芯まで染める染色方法です。
綿糸の束をインディゴに浸し、取り出して絞ります。
そこから空気に触れて酸化を繰り返し、
糸が空気に触れて酸化していきます。

何度も染色工程を繰り返すことで、糸の芯まで染め上げられ、
素晴らしい風合いの生地が出来上がります。

 

中心部までしっかりと染まっているので基本的に色落ちしにくく、
着込むほどに味わい深い独特の色落ちの風合いをお楽しみいただけます。

 

 

こちらは着用経年変化サンプルです。
首から肩にかけてインディゴが落ちて、濃淡がよりはっきりしてきました。
なんとも言えない風合いがあります。

 

ジャケットの肩や首元にはアタリと呼ばれる色落ちが出やすく、
経年変化が起こりやすい箇所です。

ボタンには猫目の貝ボタンを使用しており高級感があります。

 

ヴィンテージのシャンブレーシャツでも
ここまで綺麗に色落ちするとは思えません。

ヴィンテージのシャンブレーシャツはロープ染色を行い、糸の表面だけを染めていることが多い為、色落ちが早いのですが、
FOB FACTORYはシャンブレーシャツはかせ染めで染められているので

濃く染まっており、

ヴィンテージシャンブレーシャツより濃淡がより美しく出て、色落ちもより美しくなります。

 

縫製も巻き縫いを多用し、
耐久性を高め、長く着ていただけるようにしています。

生地には「パッカリング」と呼ばれるアタリも出てきます。

 

胸ポケットはホームベースタイプのポケットになります。
1930年代頃から
このタイプのポケットは1930年代からワークシャツに見られるようになりました。

 

バックヨーク部分です。
シャツが肩にフィットするように追加されたパーツです。
ヴィンテージシャンブレーシャツはフォーマルウェアのシャツをベースに作られており、
ヨークの幅が細めになっています。
バックヨークは生地の方向を変え、
縦横で色落ちが出てきます。
この色落ちは「タテ落ち」と呼ばれるジーンズに似た雰囲気の色落ちです。

 

こちらはマチ部分です。
前身頃と後身頃の裾に破れを防ぐために取り付けられた布の部分です。
1960年代までは見られましたが、縫製技術の進化により使われなくなりました。

FOB FACTORYではセルビッジがアクセントになったマチを使用しています。

 

シャツのシルエットは、
やや広めの身幅と少し長めの丈感で、
リラックス感がありながらも野暮ったく見えない、
洗練されたシルエットです。
フロントの裾はラウンドさせてクラシックな印象に仕上げました。

 

太めのパンツとの相性も良く、
首周りもすっきりと見せてくれるので、一枚でも重ね着でも活躍します。
一枚で着ても、重ね着しても使えます。
一枚で着ても重ね着してもコーディネートの幅が広いシャツです。

 

長年の研究から生まれたシャンブレーシャツです。
岡山児島で作られたシャンブレーシャツをぜひお試しください。